株式会社マーケティングジャーナル

多士済々 農機業界人物ファイル


株式会社 クボタ 執行役員・農機国内営業本部長 飯塚 智浩氏

農業の発展に貢献したい
 

 今年1月に執行役員・農機国内営業本部長に就任した飯塚智浩氏。農機国内総括部長、農機国内営業本部副本部長を歴任し、いよいよ国内営業の指揮を執る。マザー市場である国内農機市場にどのように挑むのか。その抱負と方針について話してもらった。

 茨城県の生まれで、祖父の代から小面積で農業を営んでいた。ほぼ自給用の米、野菜をつくっており、私も子どもの頃から田植え、稲刈りを手伝っていた。身近に農があり、大学を卒業し農機のトップ企業であるクボタで仕事がしたいと入社した。
 変化の激しい市場環境に、これまで地に足をつけ築き上げてきた力を信じ、農業、農村に近い存在として農に寄り添い、その発展に貢献したい。
 目標はズバ抜けシェアの確保。その道のりには課題も多く容易ではないが、我々の潜在能力は大きく営業本部が、それをどう引き出すかが問われていると思う。
 そして、そのために、既存事業の拡大、新規事業の拡大、経営体質の強化を3本柱として取り組む。
 既存事業拡大としては、ターゲットを明確にし、それぞれのユーザーに最適農機を提案していく。またグッドパートナーシリーズにより「つづける農業」を応援する。さらに田植機50周年等のスペシャル機についても力を入れる。
 新規事業拡大については、クボタファームの活動が中心になる。現在13ヵ所だが、これを増やしていきたい。目標は全国展開。ここで、しっかりビジネスモデルを構築し、農業の現場で広げていきたい。そして、現在、国内で米輸出のトップだが、これを拡大していく。
 経営体質の強化では、グループ内のシステム刷新に取り組んでいる。営業マンは4割を移動に費やし、事務に3割とられ、接客は3割となっている。これをITの充実で事務の時間を短縮させたい。端末によって、いつでも、どこでも事務処理ができれば、接客の時間を増やせると考えている。
 国内営業本部なのだが、台湾と韓国は担当する。いずれもその国の習慣やシステムがあり、それに合わせた営業が求められる。台湾では9割が請負などのプロ農家で大型が対象となる。田植機、コンバインはシェア50%を保持しているが、トラクタは海外メーカーが強い。ここをM7で突破していきたい。
 韓国は、日本と似た体系だが、市場規模としては小さい。地場メーカーが強いが、我々の持つノウハウを活用し拡販につなげたい。
 最近は、大雪の影響などもあり、営業マンの訪問活動がやや落ちている。雪どけ後には、耕地のぬかるみが出るので、パワクロ提案につなげられればと考えている。
 趣味はプロレス観戦。録画したものを休みなどに見るのを楽しみにしている。
 好きな言葉は「遠山の目付」。剣道用語だが、相手の向こうを見ながら相手の動きを感じ対応するといった意。
 家族は妻と学生の2人の娘。

略歴:昭和37年3月26日生まれ。千葉大学法経学部法律学科卒業。昭和59年4月、久保田鉄工株式会社(現 株式会社クボタ)入社。平成24年1月、機械営業本部副本部長 兼 機械東日本事務所長 兼 株式会社クボタアグリ東日本出向 兼 クボタ機械サービス株式会社出向 兼 クボタ農業施設株式会社出向。平成24年4月、農機国内総括部長。平成29年1月、農機国内営業本部副本部長 兼 農機国内総括部長。平成30年1月、執行役員、農機国内営業本部長、クボタアグリサービス株式会社社長。

 

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