株式会社マーケティングジャーナル

アグリマシーン Pick Up

2017年6月

松山 ニプログランドロータリーSKLシリーズ(50~100PS用)

大型トラクタ用グランドロータリー発売

 《開発の狙い》規模拡大が進む土地利用型農業において、使用するトラクタの馬力は年を追うごとに大きくなっている。また従来の稲作単一経営から、戦略作物の麦・大豆などの輪作体系が増えており、麦あと大豆或いは稲あと麦の播種に際しては、残渣を効率よくすき込む必要性が高まっている。このような市場背景から大型トラクタ用のニプログランドロータリーを開発し7月より発売する。作業幅は2.2m・2.4m・2.6mの3機種で、D型はそれぞれに18cmの深耕が可能なサイドディスクを標準装備。取付ヒッチは日農工標準オートヒッチⅠ・Ⅱ型(4L/3L/0L)及び2点クイックヒッチcat2(2L)。

 《主な特長》①刃長を長く、大きな曲げRの新開発 J600G爪と均平板の支点位置を上方に上げることで生まれた反転スペースにより、大幅な反転率の向上を実現。また独自の爪配列である1本ラセン配列が土の抱き込みを抑制。それらにより、二番穂や野菜残渣、転作田での収穫残渣、緑肥などのすき込み性能を向上させた。②新開発のJ600G爪はたたき破砕部を設け、砕土性能を向上させた。また均平板を長くすることで整地性能も向上。③高馬力トラクタに対応した耐久性を獲得。4ヵ所でつないだWフレーム構造が機体剛性をアップ。通常ロータリーに比べ、耕うん軸は大径肉厚パイプを採用して58%強度アップ、耕うん軸のフランジ肉厚は20%アップ。G600Gの爪幅は65㎜で折れにくく、曲がりにくい。爪と爪のラップは42㎜で残耕が出にくい。またチェーンケースガード、ブラケットガードは熱処理加工品採用で耐摩耗性がアップ。さらに大径、グリスアップ式ゴムコーティングゲージ輪を採用。④土の付着を抑え快適な作業を実現するフロートラバーを採用。耕うん部カバー内側に放てきされる土塊によって絶えず付着する土を振るい落とす。また均平板上部にアッパーラバー、下部にステンレスカバーを採用し、土の付着を抑える。⑤変速ミッション搭載で、最適な回転数を選択可能。⑥「均平板らくらくアシスト」採用。均平板を持ち上げる力を70%削減し使い勝手が良くなった。⑦D型はサイドディスクを標準装備。作業深さ18㎝の深耕しが可能になった。⑧爪交換がし易いように爪の取り付けフランジに目印をつけた。⑨深さ調節は T バー式ゲージ輪止めピンを採用して使い勝手を良くした。⑩日農工標準オートヒッチの他にロワーリンク2ヵ所のワンタッチ仕様を設定。⑪オプションで搭載型シーダー、けん引型シーダーの装着が可能。グランドロータリーのすき込み力で麦あと大豆、稲あと麦などの播種精度が上がる。

大島農機 粗選機BG60C


大粒品種にも対応した粗選機
特長

 《開発の背景》市場で高い評価を得ている前モデルBG60の基本スペックはそのままに、設置環境に合わせて異物の排出口を左右どちらへも設定できるよう追加設計するとともに、近年の大粒品種にも対応すべく、選別する網の種類を2タイプ用意した。

 《主な特長》①従来製品同様、拡散羽根を持つ大径網の回転により、比重の異なる「石」「木片」「稲わら」「稲こうじ」等を分離。さらに、これまでの2.70㎜に加え、3.00㎜の選別網を用意。大粒品種にも対応した。②分離した異物等の排出口を左右2方向に設定できる新設計により、設置環境に合わせたレイアウトが可能。また籾の排出口は、ほとんどのメーカーの籾すり機へセットできる。③「籾自動供給方式」なので、籾すり機の能力に合わせ籾の投入量をコントロール。④BG60Cの「C」は「クリーン」を示し、選別時に発生する粉塵の除去装置(吸塵キット)をオプションで用意。粉塵の溜まりやすい籾タンク上部から吸引する方式で、都度吹き込まれるホコリを一掃する。

 《主な仕様》BG60C:全長2205×全幅580×全高1842㎜。所要動力=三相200V・400W。最大能率=54俵/h。網の種類=2.7・3.0㎜。

 《希望小売価格(消費税込)》

▷BG60C=25万9200円、▷吸塵キット=6万2640円

 ササキコーポレーション 長芋収穫機コンベアトレンチャーTC317


長芋を傷つけずに楽々・高品質収穫
特長

 2条の掘削チェーンで長芋の両脇を掘削し、コンベアで土ごと長芋を掘り上げるコンベアトレンチャー(通称:センター掘り)方式の収穫機で、長芋を傷つけずに収穫ができる。しかし通常この方法では、長芋と一緒に土を掘り上げるため、土塊の中に長芋が入った状態で、補助者が土塊を手でほぐしながら収穫する必要があり、非常に重労働となっていた。また、土塊が付着した状態のため、抜き取る際に長芋が折れたり、抜き損なったりするケースもあった。そこで新型はコンベア後方に左右スイング板を装備。土塊を左右に振動させることで、長芋のまわりの土をほぐしながら掘り上げることが可能となり、収穫補助者は従来よりも軽い力で長芋を収穫することができるようになった。合わせて、長芋の土離れが良くなり、収穫時の長芋の折れや、拾い損ないを軽減する。良品率が上がり収益アップが期待できる。左右スイング板を標準装備することで、土質によっては、収穫補助者の前で土塊を除ける補助者の人数を減らすことが可能になり、人件費削減にも繋がる。

 《主な特長》①無段階振動調整左右スイング板標準装備。補助者は、作業しながら土質に合わせて、左右スイング板の振動を無段階に調整できる。②コンベアの駆動により動力が低減でき、さらにスムーズな抜き取り作業ができる。またコンベアの速度を作業状況に合わせて無段階調整できる。③土を左右に排出する排土板を延長(大型化)し、収穫がよりスムーズに行える。④チェーンの外れを防止する、チェーンガイド延長スライダー標準装備。⑤ブーム部を高耐久化し、圃場の石等に対する耐久性がアップ。コンベア部のグリースアップがしやすくなり、メンテナンス性もアップ。⑥チェーンカバー内部をステンレス化し、土の付着を低減。馬力ロス、爪消耗を軽減した。⑦収穫がしやすい長芋首だし装置を標準装備。




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