株式会社マーケティングジャーナル

アグリマシーン Pick Up

2017年12月


ヤンマー

コンバインYH6/7シリーズYH6101(6条刈)/6115(6条刈)/7115(7条刈)

「自動ロス制御」搭載コンバイン登場

 《開発の狙い》農地の集約による大規模化が進み、担い手農家1 戸あたりの作業面積は増加傾向にあるが、オペレーターの高齢化による人手不足が問題となっている。さらに大型農業機械は排ガス規制など、環境性能についても配慮が必要となっている。その状況下、同機は、自動制御で籾のロスを低減する「自動ロス制御」を業界で初めて搭載 。スイッチを押すだけで収穫口スを抑えた能率的な作業が可能となるため、新規就農者や不慣れなオペレーターでも安定した操作で収穫量を維持することができ、農家の収益確保に貢献する。また、ハイパワーと低燃費を実現したコモンレールエンジンに、PM(粒子状物質)を捕集するDPFに加え、新たに同社独自の尿素SCRシステムを採用。これらを組み合わせることにより、非搭載機と比べNOx(窒素化合物)の排出量を約1/ 10 に削減することで、国内4次排ガス規制をクリアした。

 《主な特長》①籾の口スを低減する「自動ロス制御」(YH6101の一部仕様、およびYH6115/7115)を搭載。こぎ胴・揺動板から籾の口スを検知し、従来は手動で行っていた選別・車速・送塵などの調整を機械が自動で制御する。これにより、新規就農者や不慣れなオペレーターでも籾のロスが少ない刈取作業を行うことができる。また熟練者にとっても細かい操作を減らすことにより、収穫量の向上と能率的な作業の実現に寄与する。②国内4次排ガス規制をクリアしたエンジンを搭載。クリーンな排気ガスを実現する。③GPSおよび通信端末を搭載した農業機械から発信される稼働状況やコンディション情報をもとに、ユーザーの作業改善や営農支援を行う営農支援ツール「スマートアシストリモート」を標準採用。あらかじめ登録したほ場での収穫量や作業時間などを自動で専用のWEBサイトに記録し、ほ場ごとの情報を一括で集計・管理することができる(収穫量の集計は、YH6101の一部仕様およびYH6115/7115のみ対応)。またGPSの位置情報により、事前に設定した時間に設定範囲を超える移動があれば知らせ、盗難抑止に寄与する。さらにスマートアシストリモートで収集した稼働データから、機械の維持に大切な初回点検(50時間)のメンテナンス時期を知らせ、エンジンオイルやフィルター交換などの主要部の点検を行う「プレミアム点検パック」を提供している。

三菱マヒンドラ農機

フルクローラトラクタASU MA GCR1380

国内最大級フルクローラトラクタ登場

 《開発の狙い》近年、農家の高齢化、後継者・人手不足による耕作放棄地の増加と水田の大区画化に伴い、年々草刈機の市場は広がっている。草刈りは、足場《主な特長》①国内特自排ガス4次規制対応コモンレールエンジン搭載。高出力&豊かなトルク特性で、さまざまな作業で威力を発揮する。最新の排ガス規制に対応し環境性能にも優れる。またエンジン回転の上限が設定できエンジンコントロールレバーを操作しても、設定回転以上にならず、無駄な燃料消費を抑える。さらにワンタッチでエンジン回転数を2パターンセットでき、作業シーンに合ったエンジン回転調整が簡単。オペレータが変わっても一定の作業が可能。その他、一定時間トラクタの操作をしなかった時に、自動でローアイドル回転に戻すオートディセル機能を搭載。安全確保と、騒音低減、燃料消費低減に繋がる。②高精度耕うんできれいな仕上がりを実現する「ジャイロMAC」搭載。ジャイロセンサを搭載し、本機が傾くスピードに応じてロータリの傾くスピードも制御。枕地など凹凸の多いところでも高い均平性を保つ。また傾斜感度の向上により、微細な角度変化にも反応でき、通常耕うん時のねじれ現象も抑える。③リバーシブルプラウなど、旋回毎に反転して利用する作業機を旋回時、自動で反転できる外部油圧旋回連動機能を装備。また運転席サイドパネルの外部油圧操作スイッチを押すと、一定時間、外部油圧が作動するタイマー機能が付いている。さらに機体左右後方に新たな外部油圧操作スイッチを装備し、機体から降車した状態で外部油圧の操作が可能となった。④前後10箇所の作業灯と2灯の前照灯を装備し、早朝、夜間作業を明るく照らす。⑤スムーズな操作性を実現。作業中の状況や、各種設定が行える液晶カラーモニタ「マルチファンクションディスプレイ」は3方向回動式。オペレータの見やすい位置に回動できる。また多機能主変速レバーを搭載。バックアップ機能・クイックアップ・副変速・アクセルスイッチ操作を主変速レバーを握ったまま切り替えできるので、作業能率が向上、プロの要望に応える。さらに、主変速レバー・油圧操作レバー・各機能スイッチ類をキャビン右側コンソールに集中配置。スイベルシートとの相乗効果でオペレータの操作性が大幅向上する。⑥デラックスシート採用。サスペンション固さ調節・前後スライド・スイベル(右10°)・リクライニング機能を装備。路上走行時も乗り心地が良く疲れにくい。⑦50A大容量電源を標準装備。大電流を必要とする作業機の取付けが容易。またアクセサリ電源もあり、スマートフォンの充電などの電源として利用できる。さらにUSBポート、外部入力端子を備えたラジオユニットに音楽プレーヤを接続でき、音楽を聴くことができる。⑧上位クラスのトランスミッションを搭載。負荷に耐え抜くミッションが出力を伝え、牽引作業・PTO作業に威力を発揮する。⑨転輪とアイドラには高い密閉性を誇るフローティングシールを採用した。泥や細かい土の侵入を防ぎ、足回りの耐久性が向上。ランニングコストを抑える。⑩一体型のフルオープンボンネットを採用。工具無しで簡単にオープンでき、エンジン回りの日常点検に便利。⑪メンテナンス性に優れた分割式のスプロケットを採用した。⑫トラクタの異常振動を検出すると警報を発する盗難防止機能を搭載。⑬MITサービスに対応(別途契約が必要)。本機に搭載した通信機器とGPSアンテナから機械の稼働情報、機械の状態を無線通信を利用してMITサーバー上に蓄積し、その情報をもとにサポートを行う。サービス内容は、1.盗難予防通知(登録したメールアドレスに通知)、2.作業履歴管理、3.転倒通知、4.メンテナンス保守通知、5.エラー通知による修理対応。

山本製作所

乾燥機遠隔確認システムYCAS(Yamamoto Communi cation Assist System:ワイキャス)

新時代の農業に対応する

 《開発の狙い》インターネットを利用してスマホ、タブレット、パソコンなどから、いつでもどこでも乾燥機の状況を確認し、また設定の変更もできるシステム。サーバーを介さない直接通信なので管理費が不要。

 《主な特長》①乾燥機別に稼働状況や、穀物の水分、ばらつき、乾燥終了予定時刻の情報などを手持ちの端末から一目で確認することができる。②設定変更も可能。乾燥機に穀物を張り込み、乾燥を開始していれば、その後、その場を離れても、スマホなどで乾燥速度などの設定を変えることができる。例えば乾燥状況を確認し、ばらつきが多ければ、仕上がり予定時刻を見て休止乾燥やゆっくり乾燥へ設定を変更することが自宅や外出先からできる。③WEBカメラを接続することでライスセンターの状況をリアルタイムに把握できる。カメラは最大4ヵ所に設置可能。乾燥機の他ライスセンターの入口などに取り付け、ライスセンター全体の様子を監視することができる。④YCASボックス、YCASボード、YCASカメラを購入し設置するだけ。サーバーを介さず、インターネットを通した直接通信のため、サービス管理費などのランニングコストは一切かからない(インターネット通信料は別途に発生)。⑤乾燥終了や万が一エラーが発生した場合はメールで知らせる。就寝前や離れた場所にいても機械を見に行く手間や時間が省け安心。

 《希望小売価格(消費税込)》

▷YCASボックス(乾燥機30台まで接続可能)=10万8000円

▷YCASボード(乾燥機1台に対して1つ必要)=3万2400円

▷YCASカメラ(オプション・4台まで接続可能)=1万6200円/1台

 《発売時期》2018年1月




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