株式会社マーケティングジャーナル

アグリマシーン Pick Up

2017年4月

クボタ にんじん収穫機キャロベスタPro CH-1240CVM

高精度・高能率のニーズに応える

 《開発の狙い》にんじん収穫機は、収穫したにんじんをミニコンテナに収納する「コンテナ仕様」とフレキシブルコンテナに収納する「フレコン仕様」に二分される。近年は「フレコン仕様」の割合が増加傾向にあるが、「コンテナ」仕様に対する需要は底堅く推移するものと予測され、「コンテナ仕様」の更なる高能率・高精度を求めるニーズに応える。

 《主な特長》①自動車体水平制御機構を採用。高うねやでこぼこのあるほ場でも、自動的に機体の姿勢を水平に保つので、安定した収穫作業ができる。②従来機に比べ9.5PSアップした20PSの高出力エンジンを搭載。多様なほ場条件で、余裕を持った快適な作業が行える。作業速度も最大0.93m/sとコンテナ仕様では業界最高速度を実現。高い作業能力で広い面積、大量のにんじんもスピーディに収穫できる。③従来からの縦分草装置に加え、新たに横分草装置を採用。様々な長さの茎葉に対応でき、高い切断精度を実現した。④作業者用座席とコンテナの配置を変更したことにより、楽な姿勢で作業ができ、作業性が大幅に改善した。

 《主な仕様》CH-1240CVM:全長3180×全幅1890×全高1670㎜。重量=1104㎏。総排気量=898㏄。出力=20PS/2900rpm。変速方式=油圧無段変速(HST)。変速段数=前後進無段。走行速度;前進=作業0~0.93・移動0~1.62m/s、後進=作業0~0.87・移動0~1.52m/s。掘取条数=1条。掘取方式=バイブロ・固定ソイラ。適応にんじん=長さ300㎜以下(葉の長さを除く)・太さ15~100㎜。収納方式=コンテナ。コンテナ収納方式=自動搬送・手動搬送。コンテナ搭載数=12個。作業人員=オペレータ1人・補助者1人。

 《希望小売価格(消費税込)》

▷CH-1240CVM=373万6800円

ササキコーポレーション ニンニク植付機NU425


ニンニク一貫体系を全リニューアル
特長

 ニンニクは中国の餃子問題以来、国産ニンニクの需要が高まり、市場では高値で取引されている。また、昨今の健康食品ブームで黒にんにくが注目され6次産業化に取り組んで高収益を上げている生産者も多い。しかし反収が高い反面、栽培には手間がかかり栽培の省力化が求められている。

 同社はニンニクの産地に工場を構えるメーカーとして長年ニンニク栽培の機械化に取り組んでおり、昨年はマルチを張ったまま4条同時引抜きが出来るニンニクハーベスタ、ニンニクの茎葉処理をするロータリーカッター、収穫作業のパワーハーベスタ、収穫後に茎とヒゲ根の調整をするルートシェーバーの4機種をモデルチェンジし好評を得た。今回は植付機で、生産者の要望を各所に反映した。

 《主な特長》①新形状フィンガーが種をしっかりキャッチ。種こぼれを軽減し植え付精度が良く、耐久性にも優れている。②目皿ゴムは変形や切れに対して強く、種子の保持力に優れる。③水田からの転作要望に応え最大25㎝の高畝にも対応した。④広幅クローラーを採用しバランス設計で安定と高精度の植え付が可能になった。⑤圃場間の移動時にクローラー等の走行部を洗浄したいとの要望が多く、センサーを防水化して洗車対応とした。⑥掃除モードスイッチを操作パネルに追加。押し込み部に付着した土を掃除できるようにした。⑦座席下のスペースを広げて長時間作業でも疲れにくい快適設計とした。⑧ボタン一つのマイコン制御で植え付深さを5段階に選べる機能や、株間をスイッチで3段階に調整でき、使い易い設計になっている。

 《主な仕様》NU425:全長2250×全幅2110(ステージ閉時1735)×全高1265㎜。重量=580㎏。植付条数=4条(条間25㎝)。株間=15・16・17㎝(選択可)。植付深さ=5・6・7・8・9㎝(選択可)。植付人数=2名。作業速度=~210m/h(株間17㎝の時)。エンジン=空冷4サイクルエンジン。出力=4.5PS。変速方式=HST方式。

 《希望小売価格(消費税込)》▷NU425=302万4000円

▷オプション;種子供給装置NC20=18万1440円

 タカキタ 細断型ホールクロップ収穫機WB1040DX


処理能力を向上させ長稈品種に対応
特長

 《主な特長》①クボタと共同開発したロールベールの簡易質量測定装置を標準装備。収穫時に圃場でのロールベール質量の測定が可能になり、圃場ごとの収量管理に利用できる。②飼料稲を細断するディスクカッタ幅を1100㎜へ拡張。また混合スピンナ―の周速を上げるなどにより処理能力を向上させ、長稈品種に類する草丈160㎝までの飼料稲の収穫を可能にした。③収穫物を理論切断長3㎝に細断。良質な乳酸発酵が促進され稲発酵粗飼料に仕上げられる。④ネットの巻き数設定やベール成形数を記録する電子カウンター、機械のエラーメッセージが表示できるコントロールボックスを標準装備し、運転席での操作、確認が容易にできる。⑤乳酸菌などの噴霧に対応した添加装置を標準装備。タンク容量は従来の20Lから50Lに増量した。⑥最大出力75PS、2014年排ガス規制基準をクリアしたディーゼルエンジンを搭載。⑦自動刈高さ制御モードではデバイダ先端の突っ込みを防ぎ、株抜けなどによる泥の混入をなくして良質の飼料生産が行える。⑧前後・左右の4つのポジションで、車体を水平に保つことができ、またロングワイドクローラで湿田作業に威力を発揮する。⑨長時間作業に対応して、100Lの燃料タンクを装備。

 《主な仕様》WB1040DX:全長5420×全幅2150×全高2720㎜。重量=4550㎏。エンジン出力=55.2kW(75PS)。ベールサイズ=直径100cm×幅85cm(作業条件によって変動する事がある)。理論切断長=3cm。作業幅=172~177㎜(5条刈)。適応草丈=65~160cm(作業条件によって変動することがある)。梱包資材=ネット。

 《希望小売価格(消費税込)》▷WB1040DX=1614万6000円(受注生産)



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