株式会社マーケティングジャーナル

アグリマシーン Pick Up


2022年1月

井関農機

ISEKIドリームパイロットシリーズ有人監視型ロボット田植機さなえPRJ8D-R(8条植)

ロボット田植機を市場投入

 《開発の狙い》同社は全ての機種を横断する自動操舵イノベーションの総称を“ISEKIドリームパイロット”と名付け、ICT化による日本農業の発展を推進している。その中、今回8条植え田植機において、オペレータが目視監視することで安全性を確保しながら、ほ場内での自動作業を可能にする有人監視型ロボット仕様を発売する。田植え作業の省力化と作業効率の向上に寄与するほか、オペレータの疲労軽減や不慣れな作業者の習熟にかける時間コスト等の課題を解決する。“Japan”PRJ8を母体に、高精度な自動走行機能を搭載したロボット田植機。

 《主な特長》①オペレータがほ場最外周3辺を搭乗して植え付けを行うことでほ場マップが自動で作成され、その後はオペレータが搭乗しなくても、自動で往復植え、内周植えが行える。自動作業の間オペレータは田植機の監視者となる。最外周の残り1辺は最後にオペレータが搭乗しての手動田植え。習熟が必要な直進・旋回作業や植え終いの条止めなどを行う必要がなく、RTKを用いた高精度な自動作業で田植機の操作に不慣れでも熟練者のような作業が行える。また、シンプルな四角形のほ場だけでなく、台形や三角形、凹凸のある圃場にも対応可能(一部条件あり)。農林水産省“ロボット農機の自動走行に関する安全性確保ガイドライン”に準拠。②ほ場形状の取得が植え付けしながら行えるので外周走行が一度で済み、効率よくかつ枕地を荒らさずに仕上げる。③新機能の駆動方式が、タイヤの空転を検出するとデフロックの作動、さらには四輪駆動を自動で切り替え、湿田などにおいて高い推進力を発揮する。④高トルクの専用ステアリングモータや、前輪にハイラグ、後輪に太リムを採用したタイヤを使用。高い走破性で確実な植え付けを行う。⑤液晶付きリモコンや田植機本体のモニタパネルに操作指示、オペレータ支援が表示されるので、操作に不慣れな方でも安心して使用できる。⑥自動走行中は、リモコンのほかにも全方位から視認可能な3色の積層灯と警音器により田植機の作動状態を確認できる。異常を検出したり位置情報をロストした場合には、これらが警報を発して自動停止する。

ササキコーポレーション

超耕速マックスハローエースMAX334DXA

耐久性・剛性を向上し、より強靱なボディーに

 最高速度5.5㎞/h(ほ場条件により異なる)の代かき作業を実現する超耕速マックスハローエースは生産コスト削減に貢献するとして各地で導入が進んでいるが、その電動仕様は耐久性と剛性を高めて強度をアップし、さらに作業性能を向上させる新機能を加え「MAX-4DXAシリーズ」にバージョンアップしている。より生産コスト削減に貢献するモデルとなっており、今回作業幅3.3mモデルがラインナップに加わった。これで中型トラクター向け(作業幅3.3〜4.1m)電動仕様はMAX334/374/414DXAとなる。

 《主な特長》①レベラー支点部ブラケットの耐久性が従来機に比べ2倍に向上した。さらにサイドフレーム部の剛性を高めるため、サポートフレームの強度もアップした。耐久性を高めた強靭なボディにより、メンテナンス費用を抑える。②作業性能面では新形状の「NEWフロントウェーブガード」を装備。これにより、高速作業時にサイドへと逃げていく泥の流れをより内側へと変えることができ、ワラや泥を従来機に比べてより逃がさず作業することができる。③新設計のカバー内部構造により、ワラが多い圃場でも耕耘部で滞留を防ぎ、表面への浮きを軽減する。また、カバー内部のワラの挟まりを解消し、スムーズな連結性能を実現。④新機構の「レバー式レベラー調圧機構」で簡単にレベラー加圧(2段階)ができる。圃場の土質に合わせて最適な整地圧に調整することで、砕土性・均平性が向上する。⑤トラクターに作業機を装着したまま公道を走行するために必要なラベルを標準装備。作業機前部両端に白色反射器、後部両端に赤色反射器、後部中央に制限を受けた自動車の標識が付いている。さらに、全幅(格幅)2260㎜なので、トラクター装着時の全幅2.5m以下条件に該当し、特殊車両通行許可が不要となる。

 《主な仕様》MAX334DXA:作業幅/格納幅=3430/2260㎜。適応馬力=35~55PS。

 《希望小売価格(消費税込)》

▷MAX334DXA=144万6500円~153万4500円

サタケ

遠赤外線乾燥機「TIARA(ティアラ)」シリーズ

新ブランド「TIARA(ティアラ)」を新発売

 同社は1966年、業界初の循環型乾燥機「テンパリング乾燥機」を発売し、穀物乾燥機に新たな歴史を加え、それ以後、技術の進化や顧客のニーズに応じて、付加価値の高い乾燥機を鋭意開発し、2018年には大規模生産者向けの高耐久型遠赤外線乾燥機「SAXES(サクセス)」シリーズを開発。多くのユーザーから好評を得ている。

 その中2022年には、農家用遠赤外線乾燥機の従来機「ソラーナネックス」シリーズの後継機として、新たに「TIARA(ティアラ)」シリーズを開発し発売することになった。従来機の基本性能を継承しながらも、視認性やメンテナンス性を向上させている。「TIARA」とは、「Tradition inspired(伝統を受け継ぐ)」「Innovative(斬新な)」「Affordable(お求めやすい)」「Reliable(信頼性のある)」「Advance(進化する)」の頭文字を組み合わせた同社の造語で、伝統や信頼、機能性を表す遠赤外線乾燥機の新ブランドとして名付けた。

 《主な特長》①水分計が穀物の水分を計測すると、操作盤の左右に組み込まれたLEDライトが水分域を表示する(SDR-TM・TLタイプ)。②操作盤に7インチタッチパネルを採用しているので使いやすさが向上した。③昇降機にメッシュ仕様のベルトカバーを採用し駆動部の視認性が向上した。④昇降機下部掃除口にパッチン錠を採用しメンテナンス性が向上した。

 《機種構成》▷SDR-TSタイプ(小型タイプ)=1500TS、1500TS-S、2000TS、2000TS-S、2500TS、2500TS-S、2800TS、2800TS-S、3000TS、3500TS(TSは遠心ファン、TS-Sは斜軸流ファン)

▷SDR-TMタイプ(中型タイプ)=3000TM、3500TM、4000TM、4500TM、5000TM、5500TM

▷SDR-TLタイプ(大型タイプ)=6000TL、6500TL

 《希望小売価格(消費税込・据付工事別途)》▷SDR-TSタイプ=161万7000円(1500TS)~209万円(3500TS)、▷SDR-TMタイプ=223万3000円(3000TM)~256万3000円(5500TM)、▷SDR-TLタイプ=267万3000円(6000TL)~276万1000円(6500TL)

 《発売時期》2022年1月5日販売開始、5月出荷予定。

 《販売計画》年間1500台




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